旧北海道集治監釧路分監本館(旧標茶町博物館)

Today's Diary

  • 2025年10月15日(水)

    近鉄の大和西大寺駅(奈良市)での"撮り鉄"の利己的な振る舞いが非難されている。情報番組では「一部の心ない鉄道ファン」という扱いだが、一部が全部のイメージを形成するのは世の常だ。「ファインダー越しだと怖さを忘れる」というのは、災害や時には戦地で取材するカメラマンの言葉だが、"撮り鉄"もファインダー越しだと人格が変わるのだろうか?

    自分も"撮り鉄"の傍若無人ぶりを目の当たりにしたことがある。「流氷ノロッコ号」が走り始めた頃だから30年前以上だ。網走を出発した汽車が海沿いの駅に着いた時、ホームで身体を動かしていた(防寒対策)ら、機関車の前に回った親子に駅舎横に陣取った"撮り鉄"一団から罵声を浴びせられた。驚いた親子は尻込みしたが、それを見ていた老紳士が一団を一喝した。気迫ある叱責だったので一団は返す言葉もなく退散した。小気味いい光景だったが、当時から"撮り鉄"の一部の人たちはそのイメージをしっかりと焼きつけていた。